物事はすべて「陰」と「陽」のバランスで成り立っています。
人間で言うと、体の前が「陰」。後ろが「陽」。
四つ足の動物をイメージすると、
お日様の当たる背中の方が「陽」。 お腹が「陰」となります。
そして左が「陽」。 右が「陰」。
経絡(気の通り道)も「陰」脈と「陽」脈があります。
体の後ろ、背中を廻るのが督脈(陽)。
体の前、お腹を廻るのが任脈(陰)。
経脈は手と足にそれぞれ太陽,少陽,陽明の3陽脈と
太陰,少陰,厥陰の3陰脈の6本ずつ計12本(左右で24本)あり,
手足の末端と6陰脈は肺,脾,心,腎,心包,肝の6蔵のうちの一つずつを,
6陽脈は大腸,胃,小腸,膀胱,三焦,胆の6腑の一つずつを経て顔面の感覚器を結ぶとされている。
陰と陽のバランスがとれて健康であると言えます。
バランスがとれた様子を表しているのが、
両義図、太極図、元極図、もとつきわみ図で表されています。
先日、「陽」の邪気を多くもった患者をてあてしました。
その邪気で、体の調子が悪くなりましたが、
「天のまなみ」(水のエネルギー)を補給し、何とかてあてを終えました。
この感じは…と考えていたのですが、
師がその人のようすを教えくださいました。
「陽」の強い、日差しが強く、乾燥したところで暮らしていること。
てあて(三元エネルギー)によって、陽の邪気が排出され、元気になったこと。
等を教えてくださいました。
まだまだ学ぶことがたくさんあり、もっともっと修練して大きく優しいエネルギーを扱えるようにしなければなりません。